武道とは

 武道は、武士道の伝統に由来する日本で体系化された武技の修錬による心技一如の運動文化で、心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、人間形成の道であり、柔道剣道弓道相撲空手道合気道少林寺拳法なぎなた銃剣道の総称を言いいます。

日本武道協議会 平成26年2月1日制定

武道の理念

 武道は、武士道の伝統に由来する我が国で体系化された武技の修錬による心技一如の運動文化で、柔道、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道、少林寺拳法、なぎなた、銃剣道を修錬して心技体を一体として鍛え、人格を磨き、道徳心を高め、礼節を尊重する態度を養う、国家、社会の平和と繁栄に寄与する人間形成の道であります。

日本武道協議会 平成20年10月10日制定

中学校武道必修化

 平成24年度から全国の中学校で武道の授業が必修となりました。

 平成20年3月の中学校学習指導要領に、1、2年の保健体育で武道が必修になることとなり、平成24年度から完全実施されました。それまで、中学校の保健体育で、武道の領域は学年ごとに選択となっていましたが、男女共に全ての中学生が1、2年において武道を学ぶこととなりました。3年は選択制です。

中学校武道必修化の経緯

 平成18年12月に約60年ぶりに改正された教育基本法で、教育の目標として「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」が新たに規定されました。

 平成20年1月の中央教育審議会答申の中で、体育科の課題の一つとして「学習体験のないまま領域を選択しているのではないか」との指摘があったため、「武道については、その学習を通じて我が国固有の伝統と文化に、より一層触れることができるよう指導の在り方を改善」となりました。

 平成20年3月に中学校学習指導要領では武道を含めたすべての領域が必修となり、武道が「伝統と文化を尊重し……」と謳う改正教育基本法の教育の目標を実現する役割を担うことになりました。

中学校武道必修化についての詳細は、こちらを参照ください。